カフェTAITO
~ お薬について ~
たいとう包括支援センター
令和7年9月18日 (木) 14:00 ~14:30
薬剤師 清水 宏美
薬剤師歴 17年
東京都薬剤師認知症対応力向上研修済
在宅診療専門医と同行し、居宅療養管理指導を実施経験
現在、92歳認知症の母の様々な問題に直面しています
趣味:パソコン ペットとの生活
自己紹介
認知症って、病気?
老化により脳機能に問題が起きた、自然現象でしょ。
治療できるの?
治療は必要ないのでは?
脳の機能が失われる疾患だから病気でしょ。
治療が出来るなら、治療した方がいいのでは?
なりたくない!
困ってる!
認知症の症状
中核症状
周辺症状(行動・心理症状)
| 記憶障害 | 最近の出来事を忘れる。同じ話を繰り返す。 |
| 見当・見識障害 | 時間や場所が分らなくなる |
| 理解・判断力の低下 | 計算や買い物が難しくなる |
| 実行機能障害 | 計画を立てる、複数の作業を同時に行うことが困難になる |
| 失語・失認・失行 | 言葉が出てこなくなる。ものの使い方が分らなくなる |
| 不安・抑うつ | 気分が落ち込む、意欲が低下する |
| 徘徊 | 目的無く歩き回る |
| 物盗られ妄想 | ものを盗まれたと思い込む |
| 幻覚・幻想 | 実際にないものが見える、聞こえる |
| 暴力・暴言 | 攻撃的になる |
| 睡眠障害 | 昼夜逆転する |
脳の機能低下
⇩
誰にでも発現
⇩
治療不可
環境や性格に依存
⇩
個人差がある
⇩
周りのサポートで改善
進行の抑制
症状の緩和
物忘れ
怒りっぽい
自分勝手な発言や行動をする
日常の思考・動作が
緩慢になる
幻視 手の震え
動作が遅くなる
認知症のお薬って?













抗認知症薬は現在4種類(世界共通)
| 分類 | 一般名 | 商品名 | 主な作用 | イメージ | 用法・注意点 | 排泄 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 貼り薬 | リバスチグミン | イクセロン・ リバスタッチ |
(アセチル)コリンエステラーゼを阻害する。
コリンエステラーゼとは、細胞同士の連絡を助ける神経伝達物質・アセチルコリンを分解する作用を持つ酵素です。その働きを阻害することで、アセチルコリンを活性化させます。 |
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1日1回。中等度及び、高度アルツハイマー型。 心臓病・胃潰瘍・気管支喘息・パーキンソン病・てんかんは慎重投与。 副作用:かゆみ・発疹・胸の痛み・頭痛 |
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| 飲み薬 | ドネペジル | アリセプト | 1日1回。アルツハイマー型、レビー小体型。 不整脈などの心臓疾患には使用不可。 副作用:吐き気・嘔吐・食欲不振・下痢・興奮 |
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| 飲み薬 | ガランタミン | レミニール | 1日2回。軽度及び、中等度のアルツハイマー型。 心臓病・胃潰瘍・気管支喘息・パーキンソン病・てんかんは慎重投与。 副作用:吐き気・嘔吐 |
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| 飲み薬 | メマンチン | メマリー | グルタミン酸を制御する。 興奮系の神経伝達物質としてのグルタミン酸が強すぎる場合は抑制する働きがある。 |
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1日2回。中等度及び、高度アルツハイマー型。 腎臓の悪い人は慎重投与。 副作用:めまい・便秘・意欲低下 |
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※厚生労働省が認めた適応はアルツハイマー型認知症のみ(アリセプトはレビー小体型認知症にも適応あり)
認知症の症状
中核症状
周辺症状(行動・心理症状)
| 記憶障害 | 最近の出来事を忘れる。同じ話を繰り返す。 |
| 見当・見識障害 | 時間や場所が分らなくなる |
| 理解・判断力の低下 | 計算や買い物が難しくなる |
| 実行機能障害 | 計画を立てる、複数の作業を同時に行うことが困難になる |
| 失語・失認・失行 | 言葉が出てこなくなる。ものの使い方が分らなくなる |
| 不安・抑うつ | 気分が落ち込む、意欲が低下する |
| 徘徊 | 目的無く歩き回る |
| 物盗られ妄想 | ものを盗まれたと思い込む |
| 幻覚・幻想 | 実際にないものが見える、聞こえる |
| 暴力・暴言 | 攻撃的になる |
| 睡眠障害 | 昼夜逆転する |
脳の機能低下
⇩
誰にでも発現
⇩
治療不可
環境や性格に依存
⇩
個人差がある
⇩
周りのサポートで改善
進行の抑制
症状の緩和
行動・心理症状(BPSD)の薬の種類
認知症の予防
■ 食事
■ 運動
■ 頭の体操
■ コミュニケーション
■ 睡眠
認知症の予防
■ 食事
■ 運動
■ 頭の体操
■ コミュニケーション
■ 睡眠
■ ポリファーマシー
ポリファーマシー(多剤服用)とは?







薬を飲む際の注意点
認知症の薬の服用にはご家族など周囲のサポートが不可欠です。薬の飲み忘れや、反対に飲んだことを忘れてしまう、上手に飲み込めないなど、認知症の場合は本人だけでは正しく薬を飲むことが困難なケースも少なくありません。医師や薬剤師などに相談しながら、正しく薬を服用できるよう次のような工夫をしていきましょう。
■薬を飲み忘れないための工夫
・医師に相談して薬を飲む回数を減らしてもらう
・薬剤師に相談をして1回分を1袋に包む「一包化調剤」をしてもらう
・一包化された薬袋に日付を記入する
・お薬カレンダーやピルケースを利用する
・市販のトロミ剤を利用する

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薬を飲む際の注意点 続き
■薬を飲み過ぎないための工夫
・既に薬を飲んでいるのに飲んでいないと思ってしまう場合
薬としての作用がない偽薬(プラセボ)などを活用して、飲んだ満足感を得てもらう。
(ビオフェルミン等の整腸剤や乳糖が良い)
■薬を飲みたがらないときの工夫
・医師に相談して、剤形や服薬回数、服薬時間などを変更してもらう
・食事やおやつと等、楽しい時間に飲むようにする
・生活習慣に合わせて対応する
・貼付薬を使用することで、受け入れてもらいやすくなる
完
ご清聴ありがとうございました。

