「最近、少し様子が違うかもしれない」と感じたときに、家族が落ち着いて確認するための資料です。 診断を決めるものではありません。気づいたことを整理し、受診や相談のときに役立てるために使ってください。
| 大切なこと | 理由 |
|---|---|
| 本人を責めない | 不安や混乱が強くなり、受診や相談につながりにくくなります。 |
| 「年のせい」と決めつけない | 認知症以外の病気、薬の影響、睡眠不足、うつ状態などが原因のこともあります。 |
| 早めに相談する | 早期に対応すると、生活を整えやすくなり、家族の負担も減らしやすくなります。 |
| 項目 | 気を付けるポイント | 補足 |
|---|---|---|
| 生活リズム | 起床・食事・就寝時間をなるべく一定にする | 生活の乱れは混乱や不安を強めることがあります。 |
| 睡眠 | 昼夜逆転を防ぎ、夜に眠れる環境を作る | 睡眠不足は物忘れや注意力低下につながります。 |
| 運動 | 散歩、座ってできる体操、軽いストレッチを無理なく行う | 転倒に注意し、息を止めずにゆっくり行います。 |
| 食事・水分 | 低栄養と脱水を防ぐ | 脱水で急にぼんやりすることがあります。 |
| 会話・交流 | 短くてもよいので、会話の機会を作る | 会話は記憶・感情・判断の刺激になります。 |
| 安全対策 | 火、外出、金銭管理、薬の管理に注意する | 事故やトラブルが出ている場合は早めに相談します。 |
| 準備項目 | 具体的に用意する内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 症状メモ | いつから、どんな変化があるか | 例:同じ話が増えた、道に迷った、怒りっぽくなった |
| 頻度 | 毎日か、時々か、急に悪化したか | 進行の速さを見る材料になります。 |
| 生活の困りごと | 家事、金銭、服薬、外出、身だしなみなど | 「何に困っているか」を具体的に伝えます。 |
| 持病 | 高血圧、糖尿病、脳梗塞、うつ病など | 認知機能に関係する病気もあります。 |
| 薬 | お薬手帳、市販薬、サプリメント | 薬の影響でぼんやりすることもあります。 |
| 転倒・頭部打撲 | 最近転んだ、頭を打ったことがあるか | 転倒後に症状が出る病気もあります。 |
| 気分・睡眠 | 落ち込み、不安、不眠、昼夜逆転、いびき | うつ状態や睡眠の問題でも似た症状が出ます。 |
□ 同じ話や質問を何度もする
□ 物を置いた場所を忘れることが増えた
□ 約束や予定を忘れることがある
□ 最近の出来事を思い出しにくい
□ 昔のことはよく覚えている
気づいた具体例:
□ 日付や曜日が分からなくなる
□ 慣れた道で迷うことがある
□ 時計やカレンダーを見ても混乱する
□ お金の計算や管理が難しくなった
□ 手順を考えるのが苦手になった
気づいた具体例:
□ 料理や家事の段取りが難しくなった
□ 同じ服ばかり着る
□ 季節に合わない服装が増えた
□ 薬の飲み忘れ・飲み間違いがある
□ 掃除や片付けが極端にできなくなった
困っていること:
□ 怒りっぽくなった
□ 不安が強くなった
□ 意欲が低下し、外出を嫌がる
□ 疑い深くなった
□ 表情が乏しくなった
変化に気づいた時期:
□ 火の消し忘れがある
□ 外出して帰れなくなったことがある
□ お金のトラブルが起きている
□ 幻覚・妄想のような言動がある
これらがある場合は、早めに医療機関や地域包括支援センターへ相談してください。
詳細:
□ 健康保険証
□ お薬手帳
□ 服用中の薬・市販薬の情報
□ 健康診断の結果
□ このチェックシート
□ 家族のメモ
| 避けたい言い方 | 使いやすい言い方 |
|---|---|
| 「また忘れたの?」 | 「最近少し疲れているかもしれないね」 |
| 「認知症なんじゃない?」 | 「念のため、一緒に相談してみようか」 |
| 「ちゃんとして」 | 「一緒に確認しよう」 |
| 相談先 | 向いている場面 |
|---|---|
| かかりつけ医 | まず相談したいとき、持病や薬も含めて見てもらいたいとき |
| もの忘れ外来 | 認知症かどうか詳しく調べたいとき |
| 神経内科・精神科 | 認知機能、気分、行動の変化を専門的に相談したいとき |
| 地域包括支援センター | 介護、生活支援、家族の困りごとを相談したいとき |
この資料は、医師の診断に代わるものではありません。気になる変化が続く場合や、安全面の心配がある場合は、早めに専門機関へ相談してください。